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2013/07/10

【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その1》

日本人バーレスク・パフォーマーCherry Typhoon
チャットインタビューでバーレスクとそれに関わる色々を聞いてみた!

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今年8月から東京・京都で開催予定の
日本初のバーレスク・コンベンション<LAB BURLESQUE!>主催し
カナダを中心に活躍中のCherry Typhoon(チェリー・タイフーン)
チャットインタビューをさせてもらった。

BAPS JAPONが設立される前
2007年から2011年まで彼女とバーレスクスタイルのスケッチイベント
<Dr.Sketchy Anti-Art School Tokyo>でスタッフメンバーとして
活動を一緒させてもらっていたがインタビューするまで
お互いにバーレスクについて話した事があまりなかった事に気づいた。
しかし
きっと今だから話す事ができたであろう事もあったのかもしれない。
(by Toy)

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Cherry Typhoon インタビュー《その1》
〜「バーレスクとCherry Typhoon」について聞いてみた〜

Toy:
チェリーさん、お久しぶりです!元気でしたか?

Cherry Typhoon(以下:Cherry):
元気です!こちらはまだ3度だけど(笑)
※インタビューは今年4月上旬

Toy:
やはり寒いですね。日本はやっと暖かくなってきましたよ。
チェリーさんが日本に来る頃は暑いですね(笑)

Cherry:
そうなんだよね~。
チェリータイフーンって芸名の由来は「桜が散る時の吹雪のような感じ」
だからさ、ホントはこの季節に帰りたかったんだけど、でも夏も好きよ。

Toy:
芸名の由来は初めて聞くかもしれません。花吹雪って日本的ですね!

Cherry:
そうなの。私自身は全然儚くないんだけどさ(笑)東京の下町出身なので、自分の重要な記憶のなかに、いつも隅田川沿いの桜があるの。青空の下咲いている時はもちろん、すがすがしくていいよね。
でも、自分が「バーレスクを一生やる」って心に決めた日は、曇り空で水たまりだらけ、風が強くて桜が散りまくっている日だった。ソロを始めた直後、2007年4月2日、隅田公園での記憶です。
だからチェリータイフーンなの。初心忘れないようにね。

Toy:
常に呼ばれる名前が初心に返る言葉って素敵ですね!

カナダに移ってから2年が経ちますね。カナダでも大変ご活躍されていますが、そちらでの生活はどんな感じですか?

Cherry:
素晴らしいよ。農業地帯だから野菜が美味しいしね。あとモントリオールと言えば、サーカスとジャズ、そして演劇!私はサーカス大好きだから、これが嬉しかったなあ。あ、これバーレスクの話じゃないね。
でも、モントリオールにあふれているのは、自由の空気。カナダから常に独立を狙っているケベック州だからかもだけど、この自由の空気が、モントリオールのバーレスクシーンを面白くしているよね。

Toy:
チェリーさんから聞くカナダはバーレスクに適した場所に感じます。
ケベック州は独立を考えてるんですか!?凄いな。

Cherry:
うん、これは結構根深くてね…話しだすと、バーレスクの話じゃなくて政治の話になるから、また今度ね(笑)
そんな事情で、フレンチのカルチャーと英語のカルチャーがミックスされているのがモントリオールの見所かな。だから、ネオ・バーレスクシーンも、「英語のバーレスクシーン」と「フランス語のバーレスクシーン」にゆる~く別れてます。
ちなみに、モントリオールでネオ・バーレスクのムーブメントが始まったのは、2003年頃。フレンチ・シーンではレトロ・ティーズマドモアゼル・ウイウイ・アンコール、英語側はベルマ・キャンディアスミス・セスカ・リーダミアナ・ドルチェらが始めました。
大まかに言うと、フレンチ系はレトロ・ティーズが多く、英語系はネオバーレスク主体かな。

Toy:
英語とフレンチのカルチャーがミックスって事は、バーレスクの起源とネオ・バーレスクが上手く整ってるって事ですかね。それはバーレスクを学ぶには最高ですね!

Cherry:
そうなんだよ!!!
まず第一に、声を大にして言いたい。バーレスクというとダンスだけだと思っている人も多いかも知れませんが、違います。
「ダンス」「軽演劇」「歌」「マジック」「MC」の5目
あるいはそれ以上が揃ってフルのバーレスクショーケース。

Toy:
最初からそれがわかっていてカナダへ?

Cherry:
もちろん、デビュー当時は知らなかった。でも、2年前にカナダに住む事を決めたのは、このことがはっきり分かっていたから。
モントリオールは、かつてリリ・セント・シアを始め、多くのレジェンドが踊ったバーレスクのメッカ。そして演劇とサーカスとジャズのレベルが高いから、皆バーレスク以前に技術力がすごい。ただ脱ぐだけでは太刀打ちできない。そういう所に行くのは冒険だけど、面白いじゃん(笑)
私は5目の中で、「ダンス」と「MC」を特に勉強したかった。バーレスク始める前は演劇の演出家だったんだけど、演劇の稽古も久しぶりに、きちんと受けたかった。そういうのもあったね。
あと、NYとモントリオールは、国境を接してるんだよね。NYでの仕事が最近多いので、お仕事的には便利です。
余談だけど、マジックは全然上手くならないなあ。なんか、シレっとできないんだよね、ハハハ。
MCの舞台裏でのCherry Typhoon
Toy:
「軽演劇」とは演劇やコメディーの事ですか?
演劇は勉強のひとつに入ってなかったんですか?
チェリーさんはシアトリカルのイメージが強いのですが。

Cherry:
軽演劇は、英語に直すとSketchy Comedy。日本ではエノケン浅草水族館でやっていた、ボードビルの基本芸の1つです。
お客様の空気を見て、即興で受け答えする軽妙さが大事なんだよね。

Toy:
なるほど!エノケン!ボードビル!

Cherry:
私は脚本がしっかりある演劇を前提として勉強していたから、この即興性が学びたかった。
つまり、カナダではボードビルの修行をしているということにもなるね。

Toy:
それは、日本ではなかなか無いかもしれませんね。
MCにも繋がってますね。

Cherry:
うん。日本でDr.SketchyのMCやってたじゃない。その頃から「いつかMCやりたい」とは思っていた。ネオ・バーレスクの草創的メンバー、NYのミス・アストリッドスコッティ・ザ・ブルーバニーそしてワールド・フェイマス・ボブみたいな、お客様と当意即妙のやりとりができるMCになりたかったんだけど、いかんせんセリフっぽくなっちゃうからさ。

Toy:
わかります!MCって本当に大切だなって思います。

Cherry:
でしょ!雰囲気を作る重要人物。だから、名MCと呼ばれる人のショーに極力行き、ライブでお客さんとのやり取りを観察することにした。
あとは、インプロ(即興演劇)の稽古を徹底してやった。こういうの、Youtubeとかの映像では勉強できないからさ。というより、バーレスクは現場に始まり、現場に終わる。いつも学ばせて頂く事ばかりです!
そのかいあって、今やフツーにモントリオールのバーレスクショーやキャバレーショーでMCやるようになった(笑)
でもまだまだ勉強したいなあ。

Toy:
MCとDJって上手ければ上手いほどイイなと。本当に盛り上がる!
現場で勉強して、繋がりも作って、本番やって。本当に素晴らしい環境なんですね!羨ましいです♪
MC時のバックステージ

=============<次回へ続く>=============

Cherry Typhoon
(バーレスクパフォーマー, 俳優, 劇作家/演出家, LAB BURLESQUE! 主宰)
舞台演出家を経てダンスパフォーマンスグループ「紫ベビードール」に設立時より参加。
2006年6月ラスベガスで開催されたバーレスクの世界大会「Burlesque Hall Of Fame(BHOF)」にて
最優秀団体賞を受賞後、2007年ソロ活動を開始。
2009年「ロジータ・ルイス賞」(モントリオール・バーレスクフェスティバル)受賞。
ニューヨーク、サンフランシスコ(アメリカ)、トロント、モントリオール(カナダ)、
ヘルシンキ(フィンランド)など世界各地のバーレスクショーケースでヘッドライナーを努める。
世界最大のバーレスク・ワークショップ「BurlyCon」において日本人初の正式招待講師をつとめ、
その他Tease-O-Ramaなどのメジャー・ショーケースでワークショップを担当している。

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バーレスクの起源からステージの裏方までをワークショップ式で
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LAB BURLESQUE! 公式サイトhttp://www.labburlesque.com/

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関連記事1:【ワークショップ】2013.8 - 9 LAB BURLESQUE!

関連記事2:【イベント】2013.8 - 9 LAB BURLESQUE! イベント
http://bapsjapon.blogspot.jp/2013/07/20138-9-lab-burlesque.html