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2013/07/17

【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その2》

先週から掲載スタートしたCherry Typhoonへのインタビュー。
今回は8月から開催の『LAB BURLESQUE!』に関しても聞いてみた!
<前回インタビュー:【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その1》>

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Cherry Typhoon インタビュー《その2》
〜「LAB BURLESQUE! と海外のバーレスクシーン」について聞いてみた〜

Toy:
LAB BURLESQUE!の開催を企画しようと思い立ったのはいつ頃ですか?
それはなぜですか?

Cherry Typhoon(以下:Cherry):
企画思いついたのは、実は2年前ぐらいかな。
ある日、ふと気づいたの「あれ、この映画やイベントやワークショップ…もしかして、日本人で体験してるの私だけじゃね?」って。
映画で言えば、『Tournee(さすらいの女神達)』も、ダーティ・マティーニのドキュメント(『Dirty Martini and the New Burlesque (2011)』)も、『バーレスク・アサシン(The Burlesque Assassins)』も…Tourneeはその後無事に日本に来たからいいんだけど、多くの映画は翻訳すらされていない!
危機感を感じたよね。
映画「バーレスク・アサシン」
ジョニー・バレンタイン役のアルミテージ・シャンクス
Toy:
カナダに渡ってすぐですね。その危機感とは?

Cherry:
だってさー、うっかり私が紹介し忘れたら、こんな素晴らしい映画が来ないってことでしょ?あとは、世界最大のバーレスク・ワークショップ「BurlyCon」やネオ・バーレスク最初のワークショップコンベンション「Tease-O-Rama」などで今教えているんだけど…
やっぱ、ふと気づいた。「あれ、私、外国で教えているのに、なんで日本でやんないの?」と。さらに「海外にはこのような学びの機会があり、日々研鑽できる。しかし、日本にその環境が無いこと、そして一同に会する機会が中々無いこと、これをあきらめていいの?あきらめるのはバーレスクを仕事としているものにとって、怠慢なのではないか?」と思った。
んで、新人の頃の事を思い出したのね。
「学びたい」という情熱は、誰にでもあるのではないか、と。
Tease-O-Ramaにて
Jo Boobs, Bettie Black heart, Frank Doggenstein, Indigo Blue, Kitten on the keys
ワークショップ生徒と(カンザス州)
Toy:
そうですね、日本には「BurlyCon」や「Tease-O-Rama」のようなコンベンションは今までなかったですね。個人でのワークショップとしては増えましたけど。

Cherry:
うん!それは超素晴らしいことだし、みんな日常的に稽古した方がいいと思う。

Toy:
ワークショップが増えているってことは、やはり皆が求めているし、伝えたいと思っているんだと思います。

Cherry:
そうだよ。だから、現役バーレスクダンサー一人一人が、責任を持ってやること。それが後につながっていくはず。今回の試みは、舞踊としての側面ではなく、バーレスクの持つバラエティ、そして小道具や衣装、照明技術など、一般的にワークショップが難しいことに特化しました。
ムーブメント自体は、日本でもすでにワークショップがあるので、できるだけ開催例が少ないもの、なおかつ皆が学びたい事をリサーチし、最初のプログラムを立ち上げました。
モントリオール LABBURLESQUE! の様子
Toy:
世界でも皆さん働きながらバーレスクの稽古をしているのですか?

Cherry:
うん。バーレスクで生活を立てるのは、大変だと思う。

Toy:
バーレスクをやらない私でもこのコンベンションには集いたくなります!もっと知りたい♪

Cherry:
ハハ(笑)私はすごくラッキーな事に、いまはバーレスクだけで生活できるようになったけど、これは難しい事だと知っています。
その前に、6~7年前後の超食えない時代があったから。
ショーも少なかったし、「バーレスク?なにそれ?」って感じだし、何より自分が経験不足で下手っぴだったしね(笑)

Toy:
海外事情(世界的文化)を知るチェリーさんがこのコンベンションを立ち上げたのは良かったと思います。説得力っていうこともありますが、今のバーレスクをきちんと知る事ができると思うので。

Cherry:
でも職業としてバーレスクで食べられるようになった時、「これを伝える事が真剣な責任だ、仕事のうちだ」と思った。
みんな、働きながら頑張って踊っているよ!だって、パトロンでもいない限り、ラインストーンにいくらかかる?ヘッドライナーでない限り、交通費は自腹だよ!そういう現実に向き合いながら、頑張っている仲間たちが私は大好き。
だからさ、働きながら、日本の高い家賃を払いながら。バーレスクを懸命にやりたいと願っている人のために、リーズナブルで面白い、できるだけ沢山のことを学べるコンベンションやりたかったの。
もちろん、わたしよりもふさわしい先輩は沢山いらっしゃいます。
わたしができるのは、今できる小さい事を忠実にやる事、そしてヘッドライナーとして踊って来た海外事情を、現実に即して正確に伝える事だと思います。
Burlesque Bowling montreal
ミネアポリスバーレスクフェス(2013~)
バンクーバー:レジェンド達との記念撮影
Toy:
日本でも事情はかわりませんからね。それに日本だと場所代がかかる!ちょっと踊らせてって出来ないとかも。

Cherry:
それはカナダでも同じだよ。まあ、値段的にはちょっと安いけどね。
カナダのLAB BURLESQUE!は、修了すると卒業生は無料で週一回、稽古場(鏡付き)を使えるようにしたの。
だって、みんな稽古したいし、作業したいでしょ。少なくとも新人のとき、私はそう思ってた。
皆が情報交換できる場があるといいな、ってことで、週一回自分の稽古場を解放しています。
日本のLABも、なにかそういった「ちょっと相談したい」ってことにのれたらいいよね。

Toy:
BAPSもそういう場所を提供できたらいいなーと、いつも思います。
今回、バーレスク以外のパフォーマーも参加していますが、どういった主旨での参加ですか?

Cherry:
本場のバーレスクショーは、バーレスクだけじゃないから。
かならず「バラエティ」の演目が入るのね。
ファイアー、マジック、軽演劇、エアリアル、コントゥイション(軟体ショー)などなど。
日本では現状まだまだシーンが別れているとも思うのですが、今回ご招待した講師、bavaalさんとYumaさんは、京都で熱帯股旅に出て頂いたり、バーレスクへの学びと知識、そして理解が深く、なおかつ分かりやすく人に教えることができるスペシャリスト。そのような訳で、お願いしました。

Toy:
(前回のインタビューで)お話し頂いた5目を入れていると言う事ですね。
なかなか本当のバーレスクショーをする所は少ないですしね、
以前よりは近いスタイルでのイベントが増えましたけど。
経験するなんて、こういった機会がないと難しいですね。

Cherry:
うん。できるだけ、本場に近い形を知って欲しいと思います。

=============<次回へ続く>=============

Cherry Typhoon
(バーレスクパフォーマー, 俳優, 劇作家/演出家, LAB BURLESQUE! 主宰)
舞台演出家を経てダンスパフォーマンスグループ「紫ベビードール」に設立時より参加。
2006年6月ラスベガスで開催されたバーレスクの世界大会「Burlesque Hall Of Fame(BHOF)」にて
最優秀団体賞を受賞後、2007年ソロ活動を開始。
2009年「ロジータ・ルイス賞」(モントリオール・バーレスクフェスティバル)受賞。
ニューヨーク、サンフランシスコ(アメリカ)、トロント、モントリオール(カナダ)、
ヘルシンキ(フィンランド)など世界各地のバーレスクショーケースでヘッドライナーを努める。
世界最大のバーレスク・ワークショップ「BurlyCon」において日本人初の正式招待講師をつとめ、
その他Tease-O-Ramaなどのメジャー・ショーケースでワークショップを担当している。

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バーレスクの起源からステージの裏方までをワークショップ式で
学ぶ事ができる<LAB BURLESQUE!>は8月から開催!


LAB BURLESQUE! 公式サイトhttp://www.labburlesque.com/

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関連記事1:【ワークショップ】2013.8 - 9 LAB BURLESQUE!

関連記事2:【イベント】2013.8 - 9 LAB BURLESQUE! イベント

関連記事3:【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その1》