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2013/07/25

【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その3》

第3回目のCherry Typhoonへのインタビュー。
最終回の今回は『バーレスクと文化』などについて聞いてみた!
<第1回目インタビュー:【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その1》>
<第2回目インタビュー:【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その2》>

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Cherry Typhoon インタビュー《その3》
〜「バーレスクと文化」などについて聞いてみた〜

Toy:
カナダへ移ってからワールドワイドに活躍してますが、
日本をベースに活動していた時と何か違いは感じていますか?

Cherry Typhoon(以下:Cherry):
違いはもちろんあります。
各国、さらに言えば各地でお国柄、土地柄があるので、所変わればなんとやら。バーレスクダンサーも変わる、という感じかな。
例えばアメリカ。
アメリカは自由の国というイメージがあるかも知れませんが、州によっては宗教的な理由で、裸に強い不快感を示す州もあります。
あるいは、白人第一主義の州もまだまだあります。
これらは一例だけれども、踊る事を通じてその場所の何かをかいま見る機会に恵まれます。

Toy:
政治や宗教はどんなものでもついて回りますね。
チェリーさんはいつもそういった事にも 目を向けて勉強してますね。

Cherry:
政治的なこと、これはバーレスクとボードビルの使命でもあるよね。
個人的にはそう思ってる。
バーレスクって、辞書で引いてみた事ある?踊りって意味が第一義じゃないよね。「こっけいな」って訳語が出てこないかな?

Toy:
語源>偉い人などを茶化した芸の事ですよね。

Cherry:
その通り。古来、ヨーロッパの王侯貴族の宮廷には「クラウン」(道化師)がいました。偉い人が言えないホンネを、クラウンだけが芸に紛れ込ませて突っ込むことができる。これが、サーカスとボードビル、そしてバーレスクの源流です。
バーレスクとは、「脱いで踊ること」だけを意味するのではありません。
これは、世界の共通認識です。
自分が、唯一無二の「この身」を使って、何ができるのか。それがバーレスクの姿勢だと思います。
また、バーレスクとボーイレスクは、この意味で考えると分ける必要はありません。
現に、NYのクラウン"スケアリー・ベン"は、バーレスクとボードビルを集めたショー「ブッシュウィック・バーレスク」を毎月開催していますが、彼は自分が「バーレスクの人間だ」と明言しています。
これはあくまでも一例ですが、「バーレスクはショーガール的な踊りよ!」と思い込んで世界にデビューすると、ありゃりゃ、となるかもしれません。
もちろん、「バーレスク」という言葉がショーガールのパフォーマンスを示すようになった経緯と流れはありますし、皆さんもすでにご存知かもしれません。それでも語源はこのようなものであり、ここ2年程はボードビル復活の流れが北米からじわじわと始まっています。すなわち、ネオ・ボードビル。これは、バーレスクのトレンドの1つとなるでしょう。
ヘルシンキ・バーレスク・フェスにて
Toy:
バーレスクは女性だけのショーではないですが、女性が政治に関わる事がタブーの時代から女優だけは自由に発言が出来たと言うのも本で読みました。パフォーマンスに意味が無くてはならないのかもしれないですね。それが政治的でなくても、自分がなぜ脱ぐのか、を表していく事が必要ということですかね?

Cherry:
その通りです。
なぜ脱ぐのか?
脱いでも脱いでも脱いでも最後に残るものは何か、ということがバーレスクの提示です。
レジェンド "サタンズ・エンジェル" は、このように明言しています。
「バーレスクダンサーが脱いで、脱いで、脱いで最後に残るものは、品格でなければならない。高潔な人間性でなければならない。」

Toy:
こういう事が見る人、演る人の興味をそそっているのかもしれませんね。

Cherry:
私もそう思う。

Toy:
昭和の日本人でバーレスクをきちんと広めようとした方も同じ事を言ってました。

Cherry:
いつの時代も、「品」が大事なのだとおもう。
サタンズ・エンジェルは日本語はもちろんわからないのだけれど、かの日劇バーレスクルーム(※「東劇バーレスクルーム」か「日劇ミュージックホール」のどちらかと思われる)で踊ってらっしゃるんだよね。そのときに、日本の踊り子さんの凛とした態度に感銘したと、今でも折に触れて語ってくれます。
多くの海外レジェンドは、実はバーレスク黄金時代に日本で踊っているんだよ。
カナダが誇るレジェンド「ジュディス・スタイン」、サンフランシスコの「アイシス・スター」。
これらの大先輩達は、日本のダンサーが来ると本当に親身に相談にのってくれる。
なぜなら、彼女達が日本のバーレスクにかつて感銘を受けたから。
この事実を、同世代の日本のバーレスクダンサーに知って欲しいし、彼女達が元気なうちに、会いに来て欲しい。

Toy:
そうなんですね!こういう話は生きているうちにしか本当の事は知り得ないですもんね。もっと当時の話が聞けるといいですね。

お国柄と言えば他には?

Cherry:
国民性で言うと、私はフィンランドが大好きです。穏やかでリラックスしていて、あとバーレスクシーンがオリジナリティあって面白いから。

Toy:
フィンランドってバーレスクのイメージ掴めません。日本にはあまり情報がないかも。

Cherry:
フィンランドの情報が無いのは超~もったいない!!!

Toy:
世界の情報で日本語ではバーレスクの情報自体がなかなかない!
チェリーさんが一番発信していると思いますよ。

Cherry:
ヘルシンキ・バーレスク・フェスは、世界のトップスターと地元のスター(ベティ・ブラックハートキキ・ハワイジ、ボーイレスクならぬ大人の男の魅力あふれる「マンレスク」のフランク・ドッゲンスタイン、そして大人気のルールー・デビル!)が集まる魅惑のフェス。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア。世界のハイレベルなダンサーが、invite only(アプリケーション(応募)ではなく、主宰者の招待のみでしか出場できない)で参加する上質なフェスです。
これはぜひチェックしないと!
Tease-O-Ramaにて
サタンズエンジェル、ベティ・ブラックハート、フランク・ドッゲンステイン
Toy:
これはチェックしないとですね!これから世界のバーレスクフェスの情報をまとめてリストアップしたいですね。ご協力お願いします♪

Cherry:
そうそう!ヘルシンキ・バーレスク・フェスの主宰者のベティとフランクは、世界中を旅してバーレスクシーンをチェックしているんだよ。そして、もちろん日本にも1度チェックしに来てます(笑)

余談ですが、ベティと私は、サタンズ・エンジェルからファイアー・タッセルの認定を受けた姉妹弟子でもあります。
ゴメン、話が超それちゃったかな?

Toy:
へー!ファイアー・タッセルの姉妹弟子。
私も世界中のバーレスクショーを知りたいです!やはり海外に居ると新しい情報がたくさんあるから楽しいですね!

Cherry:
そうだね。海外に住んでよかった事の一つは、こういう歴史の学び、ダイナミックな現在の流れ、最新情報に出会える事。
ほとんどのバーレスク映画を、「世界初公開」の時点で見てるんだよね。

Toy:
最新のバーレスクの情報を得られるのは素敵!
サタンズ・エンジェルも映画を作っていますよね。
これも日本でご紹介できるといいですね!

Cherry:
うん、実は私の夢は、サタンズ・エンジェルを日本に呼ぶ事なんだよね(笑)これは遠い目標だけど…。

実は、私はエンジェルの最後の弟子なのね。
で、彼女からのミッションは、「日本人とアジア人にファイアー・タッセルをチェリーが教えること」。
各大陸に1人ずつ(広範囲の所は複数人)このミッションの弟子がいて、私はアジア担当なの。頑張んなきゃな~。
来年は、ファイアー実技OKの場所、LABで確保しなきゃ。
ファイアー・タッセルのライセンスをエンジェルから授与される
Toy:
最後の弟子!って!
本当にチェリーさんのミッションは大変な事だと思います。でも、素晴らしいです!
ぜひ来年も来て、ファイヤー・タッセルのワークショップもして下さい!

Cherry:
最後にもう1つだけ。
日劇がらみのエピソード。
私のダンスのバックグラウンドは、16歳のときに始めた冠船流の琉球舞踊なんだけど、師匠である家元の川田礼子先生は、私が演出する演劇の舞台を、欠かさず見てくれていたのね。
でもある日、バーレスクダンサーに転向することになりました、っておそるおそる報告に言ったの。
師匠がバーレスクなんてことば、知ってるかな?って思いながら。
そしたら「バーレスク、あらいいじゃない?」って。
なんでだと思う?
師匠は、日劇で振り付けをかつてされていたから!
その日々を懐かしむような目をし、「踊りは全ていっしょよ、形は違えど、呼吸は同じ、頑張ってね」と、エールを送ってくれました。

Toy:
そんな早い時に琉球舞踊してたんですか?!師匠、素敵!
たしか、脚本家の井上ひさしさんも劇場の演出してたし、日本でもやはり基のカルチャーが繋がっていたのですね♪お笑いしかり芸人しかり。かつては 日本にもきちんとバーレスクショーがあったと言う事実ですね。

Cherry:
そうだよ~ん。
ちなみに、琉球舞踊でプロを目指すには、16歳のスタートはちょっと遅かったんだよね。あと、琉球方言をマスターする必要があるから(舞踊音楽を理解するため)のちに方言はマスターしたけど、そのために大学行ったら、うっかり演劇やることになっちゃった。ま、そこでのちにEVAちゃんと出会うんだけどね。ま、この話は長くなるから別の機会に!

Toy:
Violet EVAさんや紫ベビードールの話ですね!EVAさんにも聞いてみたいな♪
次の機会も楽しみにしています!


==============<おわり>==============

Cherry Typhoon
(バーレスクパフォーマー, 俳優, 劇作家/演出家, LAB BURLESQUE! 主宰)
舞台演出家を経てダンスパフォーマンスグループ「紫ベビードール」に設立時より参加。
2006年6月ラスベガスで開催されたバーレスクの世界大会「Burlesque Hall Of Fame(BHOF)」にて
最優秀団体賞を受賞後、2007年ソロ活動を開始。
2009年「ロジータ・ルイス賞」(モントリオール・バーレスクフェスティバル)受賞。
ニューヨーク、サンフランシスコ(アメリカ)、トロント、モントリオール(カナダ)、
ヘルシンキ(フィンランド)など世界各地のバーレスクショーケースでヘッドライナーを努める。
世界最大のバーレスク・ワークショップ「BurlyCon」において日本人初の正式招待講師をつとめ、
その他Tease-O-Ramaなどのメジャー・ショーケースでワークショップを担当している。

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関連記事1:【ワークショップ】2013.8 - 9 LAB BURLESQUE!

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関連記事3:【特集】Cherry Typhoon インタビュー《その1》

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